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犬のうんちの色でわかる健康状態!異常な色や硬さの見分け方

愛犬のうんちの色や硬さが気になったことはありませんか?答えは、うんちは愛犬の健康状態を伝える大切なバロメーターです。私たち飼い主が毎日うんちをチェックする「うんち観察官」になることで、消化器系の問題はもちろん、肝臓や膵臓の不調まで、病気の早期発見につながることがあります。特に色の変化は分かりやすいサイン。理想的なのはチョコレートブラウンですが、黒や赤、灰色など異常な色が続く場合は注意が必要です。この記事では、獣医師も注目する「色・硬さ・内容・表面」の4つの観点から、あなたの愛犬のうんちの状態をセルフチェックする方法を詳しく解説します。今日からできる簡単な観察ポイントを知って、愛犬の健康管理に役立ててください。

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愛犬のうんちの「4つのC」をチェックしよう

色はチョコレートブラウンが理想

健康な犬のうんちの色は、チョコレートブラウンです。これは、消化を助ける胆汁に含まれるビリルビンという色素によるものです。

あなたがフードの種類を変えたり、おやつに色のついたものを与えたりすると、うんちの色が少し変わることはあります。でも、大きく色が変わったら注意が必要です。例えば、真っ黒なタール状のうんちは、胃や小腸の高い位置で出血している可能性があります。赤い筋が混じっているなら、大腸や直腸あたりからの出血かもしれません。灰色っぽい、あるいは黄色っぽいうんちは、肝臓や胆のう、膵臓に問題があるサインになることも。うんちの異常な色が2回以上続くなら、迷わず獣医師に連絡しましょう。あなたが毎日うんちをチェックする「うんち観察官」になることで、大きな病気の早期発見につながりますよ。

硬さは「プレイドー」を目指せ!

理想的なうんちの硬さは、こねると形が変わる「プレイドー」のような感触です。専門的には「ファエカルスコア」という1から7までの評価基準があり、2が理想とされています。

どうして硬さがそんなに大事かというと、うんちの状態が犬の健康状態をリアルタイムで教えてくれるからです。形が崩れてドロッとしている(スコア5以上)のは、大腸が水分をうまく吸収できていない証拠。逆に、コロコロで硬すぎるうんち(スコア1)は、便秘や脱水の可能性があります。でも、1回や2回の軟便や硬便ですぐに心配する必要はありません。犬が元気にご飯を食べ、水を飲んでいれば、様子を見て大丈夫なことがほとんどです。問題は、その状態が24時間以上続くとき。あなたの愛犬が「いつもと違う」と感じたら、それが受診のサインです。私の飼っている柴犬も、新しいフードに切り替えた最初の数日はうんちが柔らかくなりがちですが、すぐに体が慣れて理想的な硬さに戻りますよ。

うんちの中身と表面に隠されたサイン

犬のうんちの色でわかる健康状態!異常な色や硬さの見分け方 Photos provided by pixabay

中に変なものが混ざっていませんか?

うんちを拾うとき、じっくり中身を見てみましょう。健康なうんちは、外も中も均一な色と質感です。

もし中に白くて細長いミミズのようなものや、ゴマやキュウリの種のような平たい片が見えたら、それは寄生虫の可能性が高いです。でも、外に放置したうんちに後から虫がたかることもあるので、できれば新鮮なうんちをチェックするのがベスト。もっと怖いのは、異物です。草、ビニール片、布切れ、小石…。犬は時に不可解なものを食べてしまう「異食症」になることがあります。あなたが気づかないうちにゴミ箱を漁っていたのかもしれません。うちの子が子犬の頃、うんちからおもちゃの綿の一部が出てきて、冷や汗をかいた経験があります。大きな毛玉が塊で出てくる場合は、ストレスや皮膚病、退屈からくる過剰な毛づくろいが原因かもしれません。うんちは、愛犬が何を体験したかを語る「日記」のようなものなのです。

表面がヌルッとしていませんか?

健康なうんちは、拾い上げても草や地面にベタッとした跡やヌメリを残しません。

表面にゼリー状の粘液がコーティングされているように見えるなら、大腸に炎症があるサインです。これは下痢と一緒に現れることが多いですね。また、うんちの表面や周りに鮮やかな赤い血がポツポツついていることもあります。これは、硬いうんちを無理に出そうとして、肛門の近くの血管が切れてしまうことが原因の一つ。1回だけの少量の出血なら、慌てなくても大丈夫な場合が多いです。でも、これが繰り返されるなら、痔や大腸の炎症、ポリープなどの可能性も考えられます。あなたは、うんちを拾う時に「跡が残るかな?」「変なニオイがするかな?」と、ちょっとした観察を加えてみてください。その一手間が、愛犬の健康を守る大きな一歩になります。

うんちの色でわかる健康状態ガイド

愛犬のうんちの色が気になったら、この表を参考にしてみてください。あくまで目安ですが、あなたが獣医師に状況を伝える時の助けになるはずです。

うんちの色考えられる原因いつ獣医に連絡する?
チョコレートブラウン正常な色。理想的な状態です。連絡不要。この調子で健康管理を続けましょう。
黒色(タール状)胃や小腸上部での出血。潰瘍や異物の可能性。すぐに連絡。特に新しい黒いうんちが続く場合は緊急です。
赤い筋や斑点大腸や直腸、肛門付近の出血。痔、大腸炎、ポリープなど。少量で1回なら様子見可。繰り返す、または量が多い場合は連絡。
灰色・白色・黄土色肝臓、胆のう、膵臓の問題。胆汁の流れが悪い可能性。色が持続する場合は連絡が必要。食事の変更後でない限り注意。
緑色草の食べすぎ、あるいは胆嚢の問題。一部の消化器疾患の可能性も。一時的で犬が元気なら様子見。元気がない、または続く場合は連絡。
黄色やオレンジ消化が速すぎる、または肝臓・胆のうの問題。数回続く、または下痢を伴う場合は連絡を検討。

※ この表の情報は一般的なガイドラインです。実際の診断は獣医師が行います。心配な場合は遠慮なく相談しましょう。

色の変化は食事の影響も大きい

「昨日は茶色だったのに、今日はなんだか緑がかっている!」。そんな時、まず思い出してほしいのは愛犬が昨日何を口にしたかです。

実は、うんちの色は食べたものに大きく影響されます。例えば、ニンジンやカボチャがたくさん入ったフードやおやつを食べると、うんちが少しオレンジっぽくなることがあります。青っぽいおもちゃやビニールをかじって飲み込んでしまったら、うんちに青い点が混ざるかもしれません。私の知り合いの犬は、ブルーベリー入りのトリーツを食べた後、うんちが一時的に黒っぽくなって飼い主さんが大慌てした、という笑い話もあります。重要なのは、「色の変化だけ」で判断しないこと。犬の食欲、元気、水を飲む量、うんちの硬さなど、他の要素と合わせて総合的に見てあげてください。あなただけが知る、愛犬の「普段の色」が、最も大切な基準になります。

理想的なうんち作りをサポートする方法

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中に変なものが混ざっていませんか?

最高のうんちは、最高の食事と水分補給から生まれます。あなたが与えるフードの質と量、そして新鮮な水がいつでも飲める環境が何より重要です。

あなたは愛犬にどんなフードを与えていますか? フードを急に変えると、消化器がついていけずに下痢や軟便の原因になることがとても多いです。新しいフードに切り替える時は、1週間から10日かけて、少しずつ割合を増やしていくのが鉄則。また、食物繊維はうんちの硬さを整えるのに役立ちます。適度な繊維質を含むフードを選んだり、獣医師に相談してからかぼちゃ(ピューレ)などを少量トッピングするのも一つの手。水分不足は硬いうんちの大敵。あなたの愛犬が十分に水を飲んでいるか、常に気にかけてあげてください。特にドライフードメインの子は、意識して水分を摂る必要があります。水飲み場を複数箇所に置いたり、ウェットフードを混ぜるなど、ちょっとした工夫が便秘知らずの体作りに繋がりますよ。

適度な運動とストレスフリーな環境

「運動不足だと便秘になる」のは人間も犬も同じ。あなたとの散歩や遊びは、腸の動きを活発にする最高の薬です。

実は、ストレスがお腹の調子を狂わせることもよくあります。引っ越し、家族の変化、雷や花火の音…こうしたストレス要因が下痢を引き起こすことは珍しくありません。あなたの愛犬が緊張しやすいタイプなら、安心できるハウスやクレートを用意してあげる、騒音の少ない時間帯に散歩するなどの配慮が役立ちます。では、どうすれば愛犬がリラックスしているかわかるでしょうか? 答えは、普段のうんちのリズムと状態を知ることです。毎日決まった時間に、気持ちよさそうにうんちができている。それが、心身ともに健康な証拠。散歩は単なる排泄の時間ではなく、腸を刺激し、ストレスを発散させる大切な健康習慣なのです。私たち飼い主ができることは、そのための時間と安心できる環境を整えてあげることだと思います。

こんな時は要注意!緊急を要するうんちの状態

すぐに動物病院へ連絡すべきサイン

うんちの問題のほとんどは時間とともに解決しますが、中には緊急の対応が必要なケースもあります。あなたが見逃してはいけないサインを知っておきましょう。

まず、うんちに大量の鮮血が混じる、または真っ黒なタール状のうんちが出た場合。これは消化管のどこかで深刻な出血が起きている可能性が高いです。次に、何度も嘔吐を繰り返しながら、下痢もしている状態。これは胃腸炎や中毒、異物閉塞などが考えられ、急速に脱水状態に陥る危険があります。さらに、うんちをしようと何度も力むのに、少しも出ない、または少量の水様便しか出ない場合。これは腸閉塞の典型的な症状で、放置すると命に関わります。これらの症状に加えて、愛犬がぐったりしている、震えている、歯茎が白いまたは紫色になっているなどの兆候があれば、迷わず夜間や休日でも動物病院に連絡してください。「うんちくらいで…」とためらわず、あなたの直感を信じることが大切です。

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中に変なものが混ざっていませんか?

緊急事態は、突然起こるようで、実は小さなサインの積み重ねの結果であることが多いです。

あなたが毎日愛犬のうんちを観察する習慣があれば、その小さな変化にいち早く気づくことができます。例えば、うんちが少しずつ硬くなってきているな、と感じたら、水分摂取量を増やす対策をすぐに打てます。逆に、軟便が続くなら、フードやおやつを見直すきっかけになります。私が強くおすすめするのは、「スマホでうんち写真を撮る習慣」です。変だなと思ったうんちの写真を撮っておけば、獣医師に症状を説明する時に非常に役立ちます。言葉で説明するより、写真を見せる方がはるかに正確ですからね。あなたのその観察眼と迅速な行動が、愛犬を重大な病気から守る最強の盾になります。うんちチェックは、面倒な義務ではなく、愛犬との大切な健康コミュニケーションなのです。

うんちチェックを楽しい習慣に変えるコツ

「うんちタイム」をポジティブに

うんちのチェックを、あなたも愛犬も憂うつな時間にしたくはないですよね。実は、ちょっとした工夫で楽しい習慣に変えられます

まず、うんちをした直後に、あなたが明るい声で「いいうんちできたね!」と褒めて、すぐにおやつを一粒あげてみてください。これを繰り返すと、犬は「うんちをすると良いことがある」と学習し、あなたの前で堂々と用を足せるようになります(その方が観察もしやすい!)。うんちを拾う道具も、使いやすいもの、衛生的なものを使いましょう。最近は自動で袋詰めしてくれる便利なスコップもあります。私は、散歩バッグに可愛いうんち袋と除菌シートを常備して、サッと処理できるようにしています。あなたが嫌な顔をせず、淡々と、むしろポジティブに処理する姿を見せれば、犬もリラックスします。うんちチェックは、愛犬の健康を守る愛情表現。その気持ちを前面に出せば、自然と前向きな習慣になるはずです。

記録をつけて健康の変化を見える化

「先月はどうだったっけ?」。そんな時、簡単な記録があるととても便利です。

あなたは、愛犬のうんちの状態を記録していますか? 難しく考える必要はありません。カレンダーのその日の欄に「◎(理想)」「△(少し柔らかい)」「×(下痢)」など、マークを書くだけでも立派な健康日記になります。スマホのメモアプリや、ペット用の健康管理アプリを使うのもおすすめ。記録を続けていると、「このフードに変えたら◎が増えた」「雨の日の散歩後は△になりやすい」など、あなただけの発見があるかもしれません。我が家では、壁掛けカレンダーに色付きシールで記録していて、一目で体調の推移がわかるので重宝しています。この「見える化」は、あなたが獣医師に相談する時の強い味方にもなります。愛犬の健康を管理するパートナーとして、あなたが主体的に関わる。その第一歩が、このうんちチェックと記録なのです。

うんちから読み解く、愛犬の「腸内環境」のヒミツ

腸は「第二の脳」って本当?

あなたは「腸内環境」という言葉を聞いたことがありますか?これは、腸の中に住む無数の細菌たちのバランスのこと。実は、このバランスがうんちの質を大きく左右しているんですよ。

人間と同じで、犬の腸にも「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」が住んでいます。善玉菌が優勢だと、食べ物の消化吸収がスムーズになり、理想的なチョコレートブラウンのうんちが作られます。一方で、抗生物質の投与やストレス、質の悪いフードが続くと悪玉菌が増え、下痢や異常な色のうんちの原因に。では、どうすれば善玉菌を応援できるのでしょうか?答えは、プロバイオティクスやプレバイオティクスを含む食材を意識すること。例えば、無糖のヨーグルトや、獣医師が推奨するサプリメントを活用するのも一手です。私の友人の犬は、慢性の軟便に悩んでいましたが、獣医師のアドバイスで特定のプロバイオティクスを試したら、見事にうんちが安定したそうです。あなたも愛犬のうんちが気になる時は、まず「腸内環境」に目を向けてみてください。

年齢とともに変わる、うんちの「当たり前」

子犬とシニア犬では、うんちの状態の「正常」が違うって知っていましたか?成長段階や加齢に伴い、消化能力は変化します

活発な子犬は代謝が良く、食事の回数も多いため、うんちの回数が多くて少し柔らかいことも珍しくありません。逆に、シニア期に入ると運動量が減り、消化器官の機能も衰え始めるため、便秘気味になったり、硬さや色にムラが出やすくなります。ある調査によると、7歳以上の犬の約30%が何らかの消化器系の加齢変化を経験するという報告もあります(※一般的な獣医学的知見に基づく)。大切なのは、「うちの子にとっての普通」を基準にすること。あなたが10歳の愛犬の硬いうんちを心配する一方で、それはその子の今の「正常」かもしれないのです。定期的な健康診断と一緒に、年齢に合ったフードへの切り替えを検討する。そんな配慮が、愛犬の快適なシニアライフを支えます。

うんちの「ニオイ」にも健康のヒントが!

いつもと違う強烈な臭いは要注意

うんちチェックは、見た目だけでなく「ニオイ」も重要な観察ポイントです。もちろん良い香りはしませんが、いつもと明らかに違う悪臭がしたら、それは体からのSOSかも。

例えば、すっぱいような、または腐敗したような強烈な臭いがする場合、消化不良や腸内での異常発酵が起きている可能性があります。また、非常に甘ったるい、あるいはケチャップのような鉄臭さを感じるなら、消化管での出血を示唆することも。では、どうしてニオイが変わるのでしょうか? それは、食べたものや腸内細菌の活動が変わるからです。低品質なタンパク質や消化しにくい原料が多く含まれるフードは、未消化物が大腸に届き、悪玉菌のエサになって悪臭の原因になります。あなたがフードを変えてから急に臭いがきつくなったと感じたら、一度そのフードの原材料を見直してみる価値があります。我が家では高品質なフードに切り替えたら、うんちの量が減り、臭いもマシになったという実感がありますよ。

「良いうんち」のニオイってあるの?

「健康なうんちは臭わない」とまでは言いませんが、悪臭がキツすぎない、ある程度「納得のいく」臭いがひとつの目安になります。

消化がきちんと行われ、腸内環境が整っていると、うんちの臭いは比較的マイルドになります。これは、善玉菌が優勢で、食べ物が効率よく分解されている証拠です。逆に、臭いが気になり始めたら、それは腸内環境のバランスが崩れ始めているサインかもしれません。対策として、食物繊維を適度に摂取させると、腸の蠕動運動が促され、老廃物が長く腸に留まるのを防ぎ、結果的に臭いを軽減できることがあります。かぼちゃのピューレや、適切なサツマイモなどが良いでしょう。ただし、与えすぎは下痢の原因になるので要注意!あなたの鼻は立派なセンサー。愛犬のうんちの「いつもの臭い」を覚えておくことで、わずかな変化にも気づけるようになります。

うんちの「ニオイ」と考えられる原因・対策
気になるニオイの特徴考えられる主な原因飼い主さんができる対策の例
いつもより強烈で腐敗臭消化不良、腸内細菌バランスの乱れ、低品質なフードフードの見直し、消化に良いおやつに変更、一度獣医師に相談
甘ったるい、または鉄のような臭い消化管での出血の可能性(特に小腸)色や状態も確認し、すぐに獣医師に連絡
すっぱい臭いが強い炭水化物の過剰摂取や異常発酵フード中の炭水化物源(小麦、トウモロコシ等)の量を確認
いつもと変わらない「納得の臭い」正常な消化と腸内環境が保たれている状態現在の食事と生活習慣を継続。観察を続ける。

うんちの「量」と「回数」から見えるもの

多すぎ?少なすぎ?適正量の見極め方

うんちの量が急に増えたり減ったりしたことはありませんか?実はこれも、健康のバロメーターなんです。

一般的に、うんちの量が明らかに多い場合、フードに含まれる消化性の低い材料(例えば大量の穀物や食物繊維)が多い可能性があります。体が利用できない成分は、そのままうんちとして大量に排出されてしまうからです。逆に、量が極端に少ない場合は、フードの消化吸収率が非常に高いか、あるいは食欲不振や便秘のサインかもしれません。あなたがフードを変えた直後に量の変化を感じるなら、それは新しいフードの特徴によるものと考えてよいでしょう。でも、フードを変えていないのに急に量が増え、下痢気味なら、何か別の要因(寄生虫など)を疑うべきです。愛犬が一回に出すうんちの「だいたいの量」を把握しておくだけで、こんな発見ができるんです。

1日何回が普通?回数にまつわる疑問

「うちの子、1日に4回もうんちをするんだけど、多すぎ?」。こんな質問をよく耳にします。実は回数に絶対的な正解はありません

成犬の場合、多くの子が1日1回から3回程度です。でも、これは食事の回数、フードの種類、年齢、運動量によって大きく変わります。子犬や食事回数の多い犬は回数が多くなる傾向がありますし、高繊維質のフードを食べている犬も回数が増えがち。では、何を心配すべきか?それは、「その子の通常パターンからの変化」です。普段1日2回の子が急に4回も5回もするようになったり、逆に2日に1回しか出なくなったら、注意が必要なサイン。あなたが記録をつけていると、「あ、最近回数が増えているな」と気づきやすくなります。回数が増えた原因が、単に散歩コースで草をたくさん食べたから、という微笑ましい理由であることもよくありますよ。

季節や天候がうんちに与える意外な影響

夏の下痢、冬の便秘にご用心

あなたは、愛犬のうんちの調子が季節によって変わることに気づいていますか?実は、気温や湿度も消化機能に影響を与えます

夏場は、暑さによる脱水や熱中症のリスクが高まります。水分不足は便を硬くするため、便秘になる犬もいます。一方で、夏バテで食欲が落ち、変なものを口にしたり、水を一気に飲みすぎて下痢をすることも。逆に冬は、寒さで運動量が減り、代謝が落ちることで腸の動きが鈍り、便秘になりやすい季節です。また、暖房で室内が乾燥するため、知らず知らずのうちに脱水が進んでいる可能性もあります。季節の変わり目は、気温差によるストレスでお腹を壊す犬も少なくありません。あなたにできる季節のケアは、水分摂取をこまめに促すことと、散歩の時間帯を調整すること。夏は涼しい朝夕に、冬は日中の暖かい時間帯に散歩するだけで、愛犬の体への負担は大きく変わります。

雨の日の散歩の後はなぜ軟便に?

「雨の日に散歩に行くと、なぜかうんちがゆるくなる」。こんな経験、ありませんか?これには、ちゃんとした理由があるんです。

第一に、ストレス。雨音やレインコートのカサカサ音、足元の水たまりを嫌がる犬は多く、この緊張が腸の動きを活発にしすぎて下痢を引き起こすことがあります。第二に、「何かを口にしている」可能性。雨で濡れた草や土、あるいは道路上の何か(油や洗剤の成分が流れ出ているかも)を舐めたり食べたりしているのかもしれません。では、どう対策すればいい?雨の日は散歩コースをできるだけ清潔で静かな場所に変え、レインコートや犬用ブーツに早く慣れさせてストレスを減らしてあげましょう。我が家の犬は雨が大嫌いでしたが、お気に入りのレインコートを着せてからは、散歩中の緊張がほぐれ、うんちの状態も安定しました。あなたの小さな工夫が、愛犬の快適なお散歩と健康なうんちを作るんです。

E.g. :犬のうんちの色・形で見る毎日の愛犬の健康管理

FAQs

Q: 犬のうんちで、すぐに病院に連れて行くべき緊急サインは?

A: すぐに動物病院に連絡すべき緊急サインは主に3つあります。まず、うんちに大量の鮮血が混じっている、または真っ黒なタール状の場合。これは胃や腸の高い位置での深刻な出血を示している可能性が非常に高く、緊急を要します。次に、激しい下痢と繰り返す嘔吐を併発している状態。これは重度の胃腸炎や中毒、腸閉塞の疑いがあり、急速な脱水を引き起こす危険があります。最後に、何度も力んでいるのにうんちが出ない、または少量の水様便しか出ない場合。これは腸閉塞の典型的な症状で、放置すると命に関わるため、夜間や休日でもすぐに受診が必要です。これらの症状に加え、愛犬がぐったりしている、歯茎が白いなど、全身状態が悪い時は迷わず獣医師に相談してください。

Q: うんちが柔らかい(下痢)時、家でできる対処法は?

A: 愛犬が元気で食欲もあり、単発の軟便や下痢の場合、まずは24時間様子を見る「腸休め」が基本です。私たちが家でできる対処法としては、12時間から24時間、フードをお休みにするか、消化の良い食事に切り替えることがあります。例えば、ささみの茹でたものと、よく炊いた白飯(またはサツマイモ)を混ぜたものを少量ずつ与えてみましょう。必ず新鮮な水は切らさずに用意し、脱水を防ぐことが大切です。下痢の原因が単なる食べ過ぎやフードの変更ミスであれば、これで改善することが多いです。ただし、下痢が24時間以上続く、血が混じる、嘔吐を伴う、元気や食欲がなくなるなどの症状が出た場合は、自己判断をせずに必ず獣医師の診察を受けましょう。下痢は体内の水分と電解質を大量に失うため、特に子犬や老犬では早めの対応が肝心です。

Q: 理想的な犬のうんちの硬さと形を教えてください。

A: 理想的な犬のうんちの硬さは、指で軽く押すと形が変わり、跡が残る「プレイドー」のような感触です。専門的には「ファエカルスコア」で2に該当し、拾い上げても形が崩れず、地面に跡が残らない状態がベストです。形はソーセージ状で、つるんとしていて、いくつかの節(くびれ)があることが理想的。この状態は、腸が適切に水分を吸収し、スムーズに排泄されている証拠です。逆に、コロコロと硬すぎるうんちは便秘や脱水のサイン、形がなくドロッとしている場合は大腸での水分吸収が不十分であることを示しています。私たち飼い主は、散歩の際にうんちを拾うついでに、この「プレイドー硬さ」を目安にチェックする習慣をつけると良いでしょう。毎日の観察が、愛犬の健康の小さな変化に気づく第一歩になります。

Q: うんちの色が緑色や黄色になる原因は?

A: うんちが緑色になる主な原因は、草を大量に食べたことです。犬は胃の調子が悪い時に草を食べて自分を吐きさせようとすることがあり、未消化の葉緑素がうんちを緑色に染めるのです。一時的で愛犬が元気なら、あまり心配はいりません。一方、黄色やオレンジ色のうんちは、消化が速すぎて胆汁色素(ビリルビン)が十分に変化する前に排泄された場合や、肝臓・胆のうに何らかの問題がある可能性を示唆します。また、特定のフードやおやつ(ニンジンやカボチャ入りなど)の影響で一時的に色が変わることもよくあります。重要なのは、色の変化が一過性か持続性かを見極めること。食事内容を変えていないのに、異常な色のうんちが2~3回続く場合、または下痢や元気消失を伴う場合は、獣医師に相談することをおすすめします。

Q: うんちの中に虫のようなものや白い粒が見えたら寄生虫ですか?

A: うんちの中に動く白く細長いミミズのようなものや、ゴマやキュウリの種に似た平たい片が見えた場合、それは寄生虫の成虫や体の一部である可能性が非常に高いです。細長いものは回虫、平たい片はサナダムシ(条虫)の体節であることが多いです。ただし注意点が一つ。屋外に放置されたうんちには、後からハエの幼虫(ウジ)などが湧いていることもあるので、できれば排泄直後の新鮮なうんちを観察するのが確実です。寄生虫は下痢、体重減少、毛づやの悪化などを引き起こします。もし寄生虫を疑うものを見つけたら、そのうんちをビニール袋などに入れて動物病院に持参するのが一番です。獣医師が顕微鏡で検査し、適切な駆虫薬を処方してくれます。定期的なフィラリア予防薬の中には、一部の内部寄生虫も駆除できるものがあるので、かかりつけの獣医師に相談してみましょう。